
腸がゆるむと、心がゆるむ。
── 初めて腸もみに来てくださった方の変化
に、改めて腸の力を感じた一日
先日、腸もみサロンに “初めて” のお客様が来てくださいました。
40代の女性で、長年の便秘とお腹の張り、そして「なんとなく気持ちが落ち着かない」という不調を抱えていました。
お話を伺うと、
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週に1〜2回しか出ない
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出てもコロコロ
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下腹部が常に張って苦しい
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夕方になると気力が低下
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寝つきが悪い
など、腸の状態と心身の状態がリンクしている典型的なパターン。
こうした方は、病院でもサロンでも本当に多いのですが、
腸の疲れが長く蓄積してしまっている状態です。
施術前のお腹からわかること
「まず触ってみますね」とお声がけし、
お腹に手を乗せた瞬間……。
下腹部の硬さ、みぞおちの緊張、横行結腸の冷え。
看護師としての視点と腸もみセラピストとしての触診感覚が
同時に反応しました。
腸は嘘をつかない臓器。
生活リズム、ストレス、呼吸の浅さ、食事の偏り…
そのすべてが“硬さ”として現れます。
特に今回は、
「緊張が抜けないお腹の感覚」 が強く、
これは心の負荷が腸に映り込んでいる状態です。
施術が進むにつれ起きた「変化」
腸もみを開始して10分ほどすると、
お客様のお腹が少しずつ柔らかく、温かくなってきました。
この時に起きている変化は、
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迷走神経の刺激(自律神経が副交感へ)
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腸管の蠕動運動の促進
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お腹周りの血流改善
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お腹の緊張の緩みと呼吸の深まり
触っていて、体が「受け入れ始める」瞬間がわかるのです。
そして20分ほど経った頃、
お客様の目からスッと涙がこぼれました。
「どうしてかわからないけど、涙が出ます……。」
そう声を震わせながら言われました。
腸もみではよくあることです。
腸は “感情を溜め込む臓器”。
緊張や不安、我慢してきた気持ちがほぐれると、
心のふたが自然に開くことがあります。
施術後の変化:お腹が軽い、呼吸が深い、気持ちが楽
施術が終わると、
お客様はこんなふうに言いました。
「お腹が軽くて、すっごく呼吸しやすいです……。」
「今までずっと頑張っていたみたいで、自分でもびっくりしています。」
実際に、
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下腹部の硬さが半分ほどに
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みぞおちの緊張が消失
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呼吸が深くなり、胸式から腹式へ自然と変化
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肌の血色が良くなる
こうした変化がありました。
腸がゆるむと、
身体だけでなく 心がゆるむ のです。
そして、その次の日。
「帰宅して30分ほどで、お通じがありました!」
「スッと出て、本当にびっくりです!」
「夜ぐっすり眠れて、寝起きも違いました」
「気持ちが楽で、何か新たに始めたいくらい前向きになっている」
という嬉しいメッセージをいただきました。
施術後の排便は珍しいことではありませんが、
その人にとっては“長年の悩みに光が差す瞬間”。
腸は正直で、素直で、手をかければちゃんと応えてくれる臓器です。
看護師として見た「腸と心のつながり」
私は看護師として、
患者さんの身体と心がつながっていることを何度も見てきました。
腸もみサロンでは、
まさにその“つながり”を
手で、温度で、反応で、毎回感じます。
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お腹が固いと心もこわばる
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腸が冷えると気持ちが沈む
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腸が動くと表情が明るくなる
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緊張が抜けると眠れるようになる
医学的にも、腸は自律神経・免疫・ホルモンの中心。
つまり腸を整えることは、
生きる力を整えること。
これは医療でも、サロンでも、まったく同じです。
最後に:腸が変わると、その人が変わる
今回のお客様の変化を見て、
私は改めてこう思いました。
腸は、その人の“本当の声”を聞かせてくれる臓器だ。
お腹がふわっとゆるんでいくと、
心がふわっとゆるむ。
排泄が整うと、
生活が整う。
腸が変わると、
人生が変わる。
腸を通して、その人の人生の質を支えられること。
看護師として、腸もみサロンのオーナーとして、
これほど嬉しいことはありません。
次のご来店では、
さらに体がどう変化していくのか見守るのが楽しみです。
腸は、必ず応えてくれる臓器です。
あなたの腸も、きっと変われます。







