この時期、北海道は一気に春の名残から初夏の気配へと移り変わりますね🌳

気温が上がり始め、草木は青々と茂り、心も体も軽やかになる反面、朝晩の寒暖差や風の影響で体調を崩しやすい時期でもあります。
ちょっと中医学の観点から観てみましょう✨
中医学では、この時期に注意すべき邪気は「風邪(ふうじゃ)」と「湿邪(しつじゃ)」です。
風邪と湿邪は、
中医学において体に影響を与える外的要因として「六邪(ろくじゃ)」といって、6つのうちの2つです。
風邪は身体表面を侵しやすく、頭痛や首のこり、関節の痛みなどの原因に。
また、春から初夏にかけて湿度も少しずつ上がり、湿邪の影響でむくみやだるさ、消化不良を感じる方も増えてきます。

初夏に体調を崩しやすい理由
1. 寒暖差による自律神経の乱れ
朝晩と日中の気温差が大きく、自律神経が乱れやすくなる
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頭痛、だるさ、不眠、イライラなどの原因に
2. 湿気の影響(湿邪)
梅雨に向けて湿度が上がり始め、体内に湿がこもりやすくなる
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むくみ、消化不良、倦怠感、重だるさなどが出やすい
3. 気温の上昇による「暑邪」への移行
気温が高くなり、汗をかきやすくなるが、まだ体が暑さに慣れていない
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水分・ミネラルの不足により、脱水や熱中症の前段階になることも
4. 食生活の変化
冷たい飲食物を摂り始めることで胃腸を冷やし、消化機能が低下
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中医学で重要な「脾」が弱り、エネルギーが不足しがちに
5. 春から続く「肝」の高ぶり
春に高ぶった「肝」のエネルギーがまだ収まらず
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イライラや不安、不眠につながることも
ということで、様々な不調が現れます。
では、どのように整えていったら良いのでしょう〜
「食」と「運動」からできることは?
食で整える初夏の体
この季節は、
「肝(かん)」の高ぶりを鎮め、「脾(ひ)」を補う食材が鍵です。
おすすめは以下の通りです。
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緑の野菜(ほうれん草、小松菜、ニラ):肝の気を整える
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はと麦、とうもろこし、そら豆:湿を除き、利尿作用も
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しょうが、ねぎ、しそ:風邪対策・体を内側から温める
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新じゃがや春人参などの根菜:脾を養い、消化を助ける

冷たい飲食物は控えめにし、温かい汁物や常温の水分補給を心がけましょう!!
運動と呼吸で巡りを促す
日が長くなるこの時期は、朝のウォーキングや軽いストレッチが最適です。

特に「風」の影響を受けやすい肩首まわりをほぐす体操や、
深い腹式呼吸を取り入れることで、気の巡りが整い、気分も安定します。
また、腸の動きも活発になりやすい季節なので、
腸もみやお腹周りのマッサージも効果的です。

当サロンでも、個別の体質に合わせた腸もみ施術やセルフケアをご用意していますよ♡
まとめ:軽やかな初夏を心地よく過ごすために
5月後半から6月前半の北海道は、過ごしやすさと同時に体調の変化に注意が必要な時期です。
中医学の視点で「風」や「湿」を意識しながら、日々の食・運動・睡眠のバランスを整えていきましょう。
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